旅館・ホテル向けソリューション
ヤフー・ジャパン子会社のダイナテック(東京都中央区、齋藤克也社長)は、旅館ホテル向けにトータルソリューションサービスを提供するシステムインテグレーター。自社ホームページ予約システム「ダイレクトイン」(導入数3200施設)、オープンプラットフォームのホテルシステム「ダイナリューション」(同380施設)、旅館・ホテル自身で作成・更新が行える自作型ホームページ作成支援ツール「ホームページメーカー」(同570施設)の主力3商品で全国の宿泊施設にトータルソリューションを提供している。
自社HP予約システムのダイレクトインでは、ヤフー・トラベル上にダイレクトインの宿泊プランを直接掲載し、実際の予約は自社HPに遷移させて完結させる「ヤフー・トラベル連携プラン(DーRISE)」を一昨年2月に開始。導入旅館ホテルの自社HP予約比率は2年間で平均10%増加した。40%増の施設もあるという。同プラン参画時の販促支援料は5%。これは、国内外大手OTAの手数料と比較しても最低水準となっている。ヤフー・トラベル連携プランの理念は「自社比率の向上」と「トータルコストの削減」。参画中の約1000施設からは「予約者の約50%が自社サイト会員登録をしてくれる。新規顧客獲得につながる」「コストパフォーマンス高い集客ツール」などの声があがっている。
2月28日には新決済システム「Paidy」とダイレクトインとの連携を発表。クレジットカードや事前登録を必要とせず、メールアドレスと携帯電話番号のみで即時決済を行うPaidyとのシステム連携で、「クレジットカードをお持ちでないユーザー層からの直予約」(齋藤社長)を伸ばせる体制を整えた。