都市と農村の交流施設
第896回よその旅館ホテル
──都市と農村地域の交流を楽しむための体験型グリーンツーリズム施設ですね。
「08年11月にオープンしました。大きなクスノキと旧上秋津小学校の校舎がシンボルです。地域の野菜をふんだんに使ったスローフードレストラン『みかん畑』、農業作業の体験や地元のかんきつを使ったお菓子づくり体験の『バレンシア畑』や、みかんの樹オーナー制度、市民農園など、上秋津の魅力がふんだんに詰め込まれています。この地域はミカンの品種が日本一で1年を通して約80種類以上あることから、旧校舎内にミカンの種類などの資料を集めた『秋津野みかん教室からたち』を12年12月5日にオープンしました」
──宿泊施設は。
「元小学校の一部を取り壊し、建て直された木造2階建ての宿泊施設です。ゆっくりと田舎を楽しめます。農業体験、地域づくり学習などさまざまな目的で来ていただいています。秋津野ガルテンを起点に、熊野古道、白浜などへの観光にも大変便利です。ビジネスやスポーツ、家族旅行など、どなたでも利用できます」
──客室は。
「定員1人から4人の部屋(8畳)が6室。定員5人から8人の部屋(16畳)が1室あります。すべて畳の部屋です」
──食事は。
「宿泊のオプションとなっています。夕食は『秋津野のゆうげ』は1600円。四季折々の里山の幸にお刺身などの海の幸も付きます。『秋津野御膳』は2600円。秋津野御膳は、秋津野のゆうげをさらに豪華にしました。朝食は紀州の茶がゆ付き和定食で650円です」
──料金は。
「大人2人1室利用、素泊まりで1人4200円からです」
【全7室、定員32人】