
食から島の文化知って
第965回よその旅館ホテル
――ホテルニューアワジ(兵庫県洲本市)グループのホテルとして、6月20日にオープンされました。特徴は。
「淡路島は食材の宝庫です。地産地消と言われますが、食を通じて淡路島の文化や風土を知ってほしい―そうした思いを込めて、地元の食材を使った料理を『南あわじキュイジーヌ』として提供しております」
――どのような料理ですか。
「食材の旬を大切に良いものを良い時に。新鮮な魚介はもちろんのこと、燦燦(さんさん)と輝く太陽を浴びて育った島野菜。例えば、淡路米に地元のサザエをのせた和風パエリア、地元の旬野菜を鰹(かつお)だしのソースに付けて食べるバーニャカウダ。秋になれば紅葉鯛(たい)、冬には淡路島3年とらふぐを使い四季の淡路島を楽しめます」
――館内の「グロサリーショップ島あそび」とは。
「鳴門海峡で取れた天然ひじきやわかめ、伝統的な製法で作られた藻塩や淡路島素麺など、島の逸品を集めて展示・販売し、淡路島の食文化を発信しています」
――客室、浴場は。
「『湊町』の風情が漂う小さな宿で、古民家を現代風に改装したような客室は和洋室、和風ツインなど合計で24室です。浴場には4月に開湯したばかりの療養泉として湯治効果が期待される南あわじ温泉の湯を注いでいます。露天風呂は屋上にあり、淡路島の広い空が感じられます」
――アクセスや周辺観光は。
「お車のご利用はもとより、当館はバスターミナルに近く、公共交通機関も便利です。鳴門の渦潮、淡路人形座、福良マルシェなどの観光スポットが周辺にございますので、お気軽に滞在していただきたいと思います」
【1泊2食付き1万3千円(税別)から】