全国の小規模高級旅館、オーベルジュで組織する「日本 味の宿」が6日、定時総会を東京の学士会館で開いた。関係者を招いた意見交換会で山本享平代表(滋賀県・旅館紅鮎)は「(会が発足して)今年で9年。大変な時期を迎えているが、私たちは前を向いて、10年に向けて歩みを進める」とあいさつ。顧問を務める作家で歯科医の柏井壽氏は「コロナ禍の期間を無駄にしないよう、各宿は研さんを」と会員旅館にエールを送った。
会は地域に根差し、個性的であるとともに、経営者、従業員など人が生み出す「味わい」の磨き上げに日々研さんする宿のグループ。2013年の創設で、会員は現在全国に36軒。
山本亨平代表