「別府の地獄」、温泉で初の名勝へ 文化審答申


 文化審議会(西原鈴子会長)は15日、大分県別府市の観光シンボル「別府の地獄」など4件を名勝に指定するよう塩谷立文部科学相に答申した。温泉が国の名勝として指定されるのは初めて。このほか、福島県喜多方市の会津新宮城跡など10件を史跡、東京都台東区の国立西洋美術館園地など2件を登録記念物として新たに選定するよう答申した。

 別府の地獄は別府八湯の1つ、鉄輪温泉内にあり、「血の池地獄」「海地獄」「龍巻地獄」「白池地獄」は別府を代表する地獄として有名。答申によると、8世紀の豊後国風土記をはじめ、17世紀末期に貝原益軒が記した豊国紀行などで血の池地獄と海地獄に関する記述が見られる。

 1923年に間欠泉である竜巻地獄、31年に白濁した温泉水の白池地獄が誕生し、これら温泉を周遊する地獄めぐりは別府観光の定番コースとなっている。

 答申は「4地獄は別府温泉の中でも、独特で多様な色彩、形態の下に湧出する観賞上の価値、名所的・学術的価値の高い泉源」と評価している。

 
 
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