宿泊金額に対してポイントが加算され、獲得ポイント数に応じて「キャッシュバック」のサービス特典が与えられる「Aカード」。同カードを運営するAカードホテルシステム(東京都千代田区、田中章生社長)は2月20日、「Aカードトップ会」を、カードを導入する独立系のホテル経営者らを招き、東京都内で開催した。Aカードの事業報告や2018年度の年間優秀加盟ホテルの表彰式を実施。カードの会員施設数や、会員施設に宿泊するユーザー会員が順調に増えている現状を報告した。
会員ホテル間の親睦などを目的に毎年開いている。今年は210人が参加した。
Aカードの1月末日現在の会員施設数は491(旅館・ホテル441、レストラン50)で、総客室数は4万6706室。田中社長は、ユーザー会員数が95万人を突破し、6月には100万人を超える見込みであることを報告。その際には、ポイント還元や、豪華景品当選などの記念キャンペーンを3カ月程度展開することを明らかにした。
同社は出張サラリーマンの購読が多い週刊誌などに積極的に広告を出稿。SNS(交流サイト)への情報発信も強化している。これらの施策が奏功し、Aカードアプリのダウンロード数は前年比30%増となる2万を突破した。
積極的にユーザー会員を獲得している加盟店に対して、入会促進用の粗品を数年前から提供している。昨年の実績は69店舗だった。
昨年3月は、アメニティの共同購買制度を始めた。備品類の共同購買サービスも開始し、開始後2カ月で40軒以上の宿泊施設から申し込みがあった。
3月から現執行役員の内藤信也氏が社長に就任する人事も発表した。現社長の田中氏は取締役に就く。内藤氏は「会員施設、ユーザー会員に向けて、さらにより良いサービスを届けられるよう事業を拡大、進化させる」と述べた。
今年のトップ会