日本旅館協会北海道支部連合会(唐神昌子会長)は1月30日、今年度4回目となる商工中金との共催による宿泊業の経営課題への対応や経営改善に向けた経営管理セミナーを札幌市内で開催した。「人手不足解消・ウエルビーイング経営」をテーマとし、会場とウェブ参加の併用方式で実施。会場には宿泊施設の支配人や行政関係者ら20人が出席した。
第1部では、宿泊業や飲食業のコンサルティング事業を展開するスリーウェルマネジメント(東京)代表の三ツ井創太郎氏が「人手不足を解消する採用&評価制度と最新マーケット戦略」について講演。
宿泊業を取り巻く環境が大きく変化する中で業務効率化や生産性向上のためには、マーケティングやマネジメント面でDXをいかに活用するかがポイントになるとした上で、熱海の老舗旅館の取り組みを紹介。新規事業の展開はもとより採用や人事管理においてもDXを活用した情報の収集分析は欠かせないと、企業情報を発信するウェブサイトも動画の効果的な活用など、さまざまな工夫が求められるとした。
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