持続可能な観光地経営に関する国際的な認証団体、グリーン・デスティネーションズ(本部・オランダ)が選定する2022年の「世界の持続可能な観光地トップ100選」が発表され、日本から下呂温泉(岐阜県)、箱根町(神奈川県)など10地域が選ばれた。9月27日にギリシャ・アテネで開催されたイベントの中で発表された。
22年のトップ100選のうち日本の地域は、下呂温泉、箱根町のほか、阿蘇市(熊本県)、東松島市(宮城県)、釜石市(岩手県)、南知多町(愛知県)、那須塩原市(栃木県)、小国町(熊本県)、大洲市(愛媛県)、小豆島町(香川県)。
グリーン・デスティネーションズは、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)が開発した持続可能な観光の国際基準に基づく認証団体の一つ。トップ100選では、重要な指標に対する取り組みについて地域がレポートを提出し、高評価が得られた場合に入選となる。
主な選定地域の評価のポイントでは、下呂温泉は、「E―DMO」と称するエコツーリズムの理念を基本にした観光地経営など。箱根町はガイド育成プロジェクトの推進、東松島市は「奥松島オルレトレイル」の取り