「ミシュランガイド北海道」、700店を掲載


壇上に並ぶミシュランタイヤのデルマス社長(右)と「三ツ星」を受けた飲食店の料理人たち

壇上に並ぶミシュランタイヤのデルマス社長(右)と「三ツ星」を受けた飲食店の料理人たち

 日本ミシュランタイヤ(東京)が北海道の飲食店や宿泊施設を厳選したガイドブック「ミシュランガイド北海道2012特別版」が4月20日に発売された。飲食店475軒と旅館・ホテル224軒の計699軒を掲載している。料理の独創性や調理技術などが優れている「星」つきの飲食店(旅館・ホテルを含む)は69軒で、最高評価の「三ツ星」が4軒、「二ツ星」に13軒が選ばれた。

 北海道版は、東京版、関西版に続く国内3地域目の発行。2010年秋ごろから専任の調査員が匿名で調査を実施した。同ガイドブックは781ページで税込み2310円。

 三ツ星の飲食店4軒は、鮨田なべ、温味、モリエール(いずれも札幌市)、ミシェル・ブラストーヤジャポン(洞爺湖町)だった。

 海外の場合と同様に星のつかない飲食店も数多く取り上げており、北海道名物として人気の高いラーメンやジンギスカン、豚丼などの専門店も掲載。そのうち121軒には3500円以下で質の高い食事が楽しめる店として「ビブグルマン」マークが付けられ、星やビルグルマンは付かないが、「おすすめの店」としても288軒を紹介している。

 また、宿泊施設として最高評価の「5」には、滝乃家(登別)、あかん鶴雅別荘鄙の座(釧路)、望楼NOGUCHI函館(函館)、ザ・ウインザーホテル洞爺(洞爺湖)の4施設が選ばれた。

 掲載施設の発表記念式が4月10日、札幌市の駅前通地下歩行空間で行われた。星を獲得した飲食店の料理人、高橋はるみ道知事ら関係者約250人が出席した。

 北海道の魅力発信の力になると期待するのは北海道観光振興機構。同機構では「食事は旅行の大きな楽しみの1つ。旅行も個人型に変化している。道内を車で回る観光客も増えている中、最高の案内書になる」としている。

 ガイドブックは日本語のみだが、道と観光振興機構では、夏までに英語に翻訳の上、同機構のホームページを通じて無料公開する予定。海外からの観光客誘致にも活用していくことにしている。

壇上に並ぶミシュランタイヤのデルマス社長(右)と「三ツ星」を受けた飲食店の料理人たち
壇上に並ぶミシュランタイヤのデルマス社長(右)と「三ツ星」を受けた飲食店の料理人たち
 
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