ゴルフカートの車両など、時速20キロ未満で公道を走る4人乗り以上の電動パブリックモビリティを「グリーンスローモビリティ」、略称「グリスロ」という。環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能で、高齢者の移動手段の確保や観光客の周遊への活用が期待される。国土交通省は9日、グリスロの実証調査支援事業の公募を始めた。
実証調査の実施を希望する地方公共団体から企画提案を募集する。審査を経て5件程度を採択する予定。採択した地域には、ゴルフカート型などの車両を無償貸与するとともに、調査に必要な費用を国が負担する。国交省が委託した外部専門機関による助言も行う。
公募の受付期間は7月10日まで。国交省のホームページに公募要項が掲載されている。
