国土交通省は9月26日、「みなとオアシス因島・上島」(広島県尾道市、愛媛県上島町)を港のにぎわい拠点となる「みなとオアシス」に登録した。
これにより、みなとオアシスは全国145カ所となる。
同省は「代表施設である土生(はぶ)港旅客ターミナル、立石港待合所において、住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われ、地域住民の交流促進や地域の魅力向上につながることが期待される」(産業港湾課)としている。
土生港旅客ターミナルは本州、四国、瀬戸内海の島々を結ぶ航路の出発点。年間乗降人員は約97万人で、土生港が誇る海上交通、交流拠点となっている。立石港待合所は生名島と瀬戸内を結ぶ玄関口で、待合室や大ホール、飲食施設などを備えている。
同地域では、ゆめしま海道を駆け抜ける「ゆめしま海道いきなマラソン大会」や、南北朝時代から室町・戦国時代にかけて因島で活躍した村上水軍を再現する「いんのしま水軍まつり」などのイベントが開催され、多くの観光客を集めている。
同日、登録証交付式が行われ、生名フェリーの新造船「ゆめしま就航式」も開催された。