
列車と宿泊・日帰りプランを組み合わせて予約できる旅行商品「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」などを展開するJR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)は、首都圏旅行に特化した商品「TYO」の販売に注力している。2月20日には、第22回「びゅうTYO会議」を東京都豊島区のホテルメトロポリタンで開催。首都圏への送客に向けてこれまで取り組んだ施策や今後の販売促進について、VTSやJR東日本の担当者が宿泊施設に説明した。
「びゅうTYO会議」は今年で22回目。2023年に「JRグループ協定旅館ホテル連盟」(JR旅ホ連)が解散した後も毎年開催されている。昨年度からは、在庫融通への協力など販売増に貢献した施設を表彰する「TYOアワード」も新設。参画施設と一体で首都圏送客を目指している。
第22回会議では、冒頭にVTSの高橋敦司社長があいさつ。TYOが同社の主力商品であることに触れた上で、「日本全体の国内旅行の活性化と、多くのお客さまに楽しんでいただくという流れを作りたい。TYOを未来永劫(えいごう)に長続きさせ、首都圏という観光地を楽しんでもらうには、私たちが作るパッケージに、皆さま方の素晴らしい施設のコンテンツを重ね合わせた商品をいろいろな形でブラッシュアップすることが必要だ」と強調。参画施設を「国内流動を作るパートナー」と捉え、送客に向けた引き続きの協力を呼び掛けた。
続いて、VTSダイナミックレールパック本部の栗原好文本部長が登壇し、24年度の活動内容を報告。従来から実施しているWEB販促(リスティング広告やメルマガでの情報発信)に加え、シーズンごとのニーズに応じたコンテンツ制作や、「平日プラン」「限定列車」などの目玉商品の訴求、ポスター・パンフレットなどWEBと連動させたリアル販促物の積極活用などを紹介した。
会員向け記事です。