
観光庁は2月5日、「UN Tourism ベスト・ツーリズム・ビレッジ」の募集を開始した。UN Tourism ベスト・ツーリズム・ビレッジはUN Tousirm(世界観光機関)が実施する、SDGsに沿って観光を通じて文化遺産の保全や持続可能な開発に取り組む地域を認定するプロジェクトのこと。日本では毎年観光庁が取りまとめて推薦し、UN Tourism本部内の審査を得て認定されている。2023年は29ヶ国・54地域が認定されており、日本からは北海道美瑛町、宮城県奥松島地区、長野県白馬村、岐阜県白川村が認定された。
認定されると認証プレートや証明書が授与され、ロゴマークの使用が可能になる。加えてUN Tousirmが実施する国際会議に参加できるようになり、持続可能な観光を実践する地域の優良事例として国際的な認知度が向上。UN TousirmのSNS等でも紹介されるようになる。さらに「UN Tourismベスト・ツーリズム・ビレッジ・ネットワーク」など、国連の専門機関であるUN Tourismが持つ幅広いネットワークに参加でき、国内外の地域との関係構築や相互交流、海外企業との連携の機会創出なども可能となるなど特典がある。
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