Trip.comグループは18日、日本など世界10ヵ国にマスク100万枚を寄贈すると発表した。日本向けの10万枚は、インバウンド誘致の戦略協定を結んでいる大阪観光局、北海道および北海道観光振興機構、横浜市、高知県、愛知県、大分県観光局の計6地方自治体・観光局へ贈る。
ジェームス・リャン会長は、「私たちは一つの家族です。一つの勝利に向かって同じ道を歩んでいます。感染の流行と闘い、すべての国が一緒になって支えあい、人類のための勝利を勝ち取る重要な時です。」として、マスクの寄贈が、国を超えた協力関係をもたらし、ウイルスの封じ込めに役に立つことへの期待を語っています。
マスク100万枚寄贈の取り組みを率いるジェームス・リャン会長
Trip.comグループは新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、これまで様々な取り組みを展開して参りました。
1月下旬には感染が確認され、そのために旅行ができなくなったお客様に対して、特別なキャンセルポリシーを設けました。2月2日からは、当社ウェブサイト上にて渡航制限のある国や地域の情報の提供を開始し、日々更新しています。また25日には医療従事者や渡航制限のために予定したご旅行ができなくなったお客様のための新しいキャンセルポリシーを発表しました。
さらに、世界4億人超の会員がTrip.comグループのプラットフォーム上で安心してご予約ができるよう、ホテルや航空会社のご協力も得て、特別無料キャンセル補償のご案内をしてまいりました。今回のマスク寄贈の取り組みはその一環として実施するものです。
ジェームス・リャンは、「世界の協調行動により、一刻も早い感染症の収束を迎えられることを心から願っています。私どもからの寄贈が、世界各地において、お役に立てれば幸いです」と話しています。
Trip.comグループはこれまで、日本におけるインバウンド拡大に貢献する目的で、地方自治体および観光局と積極的に戦略協定の締結を推進してまいりました。中国からの団体ツアーがキャンセルとなるなど、日本の観光業に大きな影響を受けるなか、先月には、これらの連携協定を結ぶ地方自治体・観光局の皆様から、「中国がんばれ!」と熱い応援メッセージをTrip.comグループにお送りいただきました。
日本向けのマスク10万枚は、そのご声援にお応えする感謝と御礼の気持ちとして寄贈するものです。寄贈先は、Trip.comグループとインバウンド誘致の戦略協定などを結び、応援メッセージをお送りいただいた、大阪観光局、北海道および北海道観光振興機構、横浜市、高知県、愛知県、大分県観光局の計6地方自治体および観光局です。また、各地における配布先の選定や配布方法、時期に関しては寄贈先に一任いたします。
マスク10万枚寄贈で日本応援するTrip.comグループのCMO 孫波
Trip.comグループのCMO 孫波は、「先月、中国国内で感染が拡大している際には、ご連携いただいております各自治体様や企業様より、応援メッセージを多数いただきまして、大変励まされました。改めて御礼申し上げます。Trip.comグループは、新型コロナウイルス感染拡大によるさまざまな事態の一刻も早い収束と、現在の日本の観光事業が直面しているこの苦難を共に乗り越えていきたいと心から願っております。Trip.comグループは、日本の皆様と今後も長期に渡る関係を続けていきたいと存じます。『同气连枝 无畏山海 珍重待春风』―兄弟のように近しく、その絆は海や山で隔てるものではない。共に春風が吹き込むその日を楽しみに待ちましょうー」と話しています。
つきましては、各自治体・観光局を訪問し、目録贈呈式を以下日程にて行います。
3月18日(水)愛知県
3月19日(木)大分県
3月23日(月)横浜市
3月25日(水)北海道
3月27日(金)大阪観光局
※高知県は日程調整中
このマスクの寄贈は、グローバルの取り組みとして進め、既にカナダ宛に発送を済ませたところです。マスクの寄贈を受け、ドミニク・バートン在中国カナダ大使は、「この度のTrip.com Groupからのお申し出とご支援に大変感謝しております。私たちは大きな課題に直面していますが、私たちは困難を共にし、一緒に乗り越えていきます。」と話しました。
応援の気持ちを添えてマスクを発送(写真はカナダ宛)