日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)は1日、「1ウイークバカンス」キャンペーンの実施計画を発表した。9〜11月を集中告知期間と位置付け、全国規模でキャンペーンポスターを掲載するとともに、「旅と休みはちょっと長めがいい」をコンセプトに、連休に有給休暇を加えた1週間の長期休暇取得を広く訴えていく。
「会員企業・団体の協力を仰ぎ、業界内の連携を深めてツーリズム産業界にムーブメントを起こし、観光立国実現に向け取り組んでいく」とTIJ。
ポスターの図柄はメーンキャラクターとして3世代家族と、OLを素材とした写真を採用した。会員企業・団体の本社や支店、各店舗のほか、JRや私鉄、地下鉄の主要駅、国内全空港でも掲出する。
旅行への機運を高めるため、「旅行プランコンテスト」を実施する。1週間の連続休暇がとれたらどう過ごすかなど、具体的なアイデアや夢を募集。最優秀賞(1点)には10万円相当の旅行券と国内無料航空券ペア1組分などを贈る。12月8日に行われる「ツーリズムサミット2009」で表彰する。
9月1カ月間、「クイズ&アンケート」を行う。簡単なクイズに正解しアンケートにすべて回答すると、会員企業・団体の冠が付いた旅行商品やギフト券、宿泊券(1〜5万円相当)が当たる。
「実際に旅行に出てもらうための旅行・宿泊商品のラインナップも充実した」(TIJ)。 KNTはウェブ専用商品として、8月下旬から12月下旬出発設定で「ロングステイ沖縄7日間ステイ」を発売。トップツアーは「北海道・十勝でちょっと暮らし体験」という、十勝地区をデスティネーションとした地域ならではの貴重な体験のできる着地型プチロングステイ商品を造成する。
TIJはキャンペーンを通じ「新しい国内観光旅行需要の開拓、旅行需要の平準化を図れれば」と話している。
キャンペーンのポスター