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FDAの燃料に初めてSAFを利用
フジドリームエアラインズ(FDA)と富士山静岡空港、大井川鐡道は、観光で静岡を盛り上げようと連携フライトツアーを実施しているが、脱炭素へ新たな取り組みを始める。来年1月に、持続可能な航空燃料(SAF)を利用した一般顧客向けの富士山遊覧フライトツアーを実施、二酸化炭素(CO2)削減に一歩を踏み出す。
CO2削減に向けた取り組み「富士山静岡空港グリーン・フライト&エアポート」の第1弾企画となる。
商品名は「富士山遊覧飛行と大井川鐡道と南アルプスあぷとライン」で、1月7日に実施する。旅行代金は12歳以上が3万9800円、3~11歳3万7800円、3歳未満2千円。募集人員は70人。11月29日から大鉄アドバンスの公式ウェブサイトで販売。
富士山静岡空港を離陸し、約40分の富士山遊覧飛行の後、アプト式列車「南アルプスあぷとライン」乗車。川根温泉でバイキングのランチをとり、SL蒸気機関車にも乗車する。
同フライトツアーでの航空燃料の一部に初めてSAF「サステオ」を採用。サステオはユーグレナ社が製造・販売するバイオジェット燃料で、使用済み食用油や微細藻類ユーグレナから抽出した油などが主な原料。FDAが一般の客を乗せる遊覧飛行でSAFを使うのは初めて。
同フライトツアーはこれまで累計約3300人に利用された富士山静岡空港の人気商品。関係者は「サステナブルツーリズム実現への一歩として、SAF使用による追加コストをお客さまにも一部負担いただきながら、環境配慮型旅行商品として持続的な供給を目指す」と話している。
FDAの燃料に初めてSAFを利用