官民ファンドの地域経済活性化支援機構(REVIC)は2月14日、「観光遺産産業化ファンド」による投資をまちづくり石和(山梨県笛吹市)に対して実行した。今回の投資は同ファンドの11号目の案件。まちづくり石和は、笛吹市、甲州市、山梨市などの観光活性化を目指すDMC(観光まちづくり会社)として昨年設立された株式会社。ファンドからの投資によって石和エリア内の滞在環境の向上を促す。
まちづくり石和は、ワイナリーを訪れる日帰り観光客を宿泊につなげようと、温泉旅館が多い石和エリアの滞在環境の整備、ワイナリーなどと連携したツーリズムを推進している。まずは、公営足湯「石和源泉足湯ひろば」での飲食・物販提供やイベント開催、旅館と地域の飲食店の連携に関する実証実験などに取り組む。
DMCとしての経営基盤についても、ファンドからの専門人材派遣などに加えて、山梨中央銀行と連携した支援で強化する。これまでREVICが観光活性化ファンドの運営を通じて培ってきた観光まちづくり事業体の経営ノウハウの移転についても山梨中央銀行を通じて進める。
会員向け記事です。





