
外資OTAセッション。左から大尾嘉氏、ダイクス氏。右からレノ氏、竹村氏
オンライントラベルの国際カンファレンス「WiT JAPAN&NORTH ASIA」が、5、6日の2日間、ウェスティンホテル東京(東京都目黒区)で開催された。同会には国内外の旅行業のキーパーソンが多数登壇し、自社の業況や旅行動向の分析、旅行ニーズの変化や今後の旅行トレンドの展望などについて意見を交わした。
外資OTAのセッション「Hello’Changing World of Gloval OTAs」にはアゴダ、エクスペディア、ブッキングドットコム、ホッパーの代表者がパネリストとして登壇した。
エクスペディアグループのアジア太平洋地域市場担当バイスプレジデントのマイケル・ダイクス氏は「世界の中流階級の3分の2はアジアに住んでいる。この人々が今後ますます旅行に出かけるようになり、『エクスペリエンス(体験)』への期待値も上がってくる。サプライヤーの皆さんといかに協力してアメージングな体験を提供できるかが大切だ」と話し、アジア市場の将来性と旅先での体験の重要性を強調。
ホッパーのアジア太平洋地域ゼネラルマネージャーのレノ・ワン氏は「世界の旅行者の37%は、旅行目的地を見つけたり、旅先の情報収集をしたりするのにソーシャルメディアを活用している。ホッパーのユーザーに関してはその比率は40%以上になる」と述べ、旅行先の選択段階においてソーシャルメディアが果たしている役割の大きさを示した。
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