新型インフルエンザの風評被害を一掃しようと全国の「KOBE観光特使」を招き、元気な神戸を実感してもらう「神戸元気のつどい」が6月27日、神戸市の神戸ポートピアホテルで開かれた。主催は神戸市観光・ホテル旅館協会(坊武弘会長)。73人のKOBE観光特使が集まった。
坊会長は「風評被害で宿泊業、観光関連企業は大きな被害を受けたが、5月27日に神戸市からひとまず安心宣言、兵庫県は6月3日に安心宣言、6月26日には金子一義観光立国担当大臣からも旅行促進のメッセージが出た」とアピールしたほか、「こうした時期に訪れていただいたお客さまには、特に感謝している。初心にかえり、お客さま目線で、おもてなしの心を持って迎えたい」と話した。
つどいでは、女優で神戸大使を務める真野響子さんと妹の女優、眞野あずささんのトークショーも開かれ、真野さんは「予想以上に神戸が元気になっていて、逆に元気をもらいました。皆さんの力でもっと神戸を元気にしてください」と話した。
03年から同協会が全国で約400人を認定している観光特使も集まった。特使を代表して、宮城県の柴谷亜美さんが「神戸が元気であることを皆さんで発信していきましょう。がんばりましょう」と宣言した。
特使らは2日間の日程で神戸市内の観光地などをめぐり、ホームページや機関誌などで神戸の観光情報をPRしていく予定。
観光特使の代表、柴谷さん(写真中央)が神戸の元気を発信