KNT-CTホールディングス、17年度決算は増収増益

  • 2018年5月22日

決算を報告する丸山社長

 KNT―CTホールディングス(HD)が11日発表した2018年3月期(17年4月1日~18年3月31日)の連結最終損益は、14億1200万円の黒字(前の期は13億2900万円の赤字)だった。昨年までの2期連続の赤字から黒字へと転換した。昨年の4月に事業構造改革を発表し、同年10月、今年4月の2度にわたり会社分割や事業再編を実施。中期経営計画で定めたスポーツ事業、訪日旅行事業、地域交流事業の3事業に注力し、収益を拡大した。

 売上高は前年同期比2.3%増の4051億7200万円。営業利益は同7.0%増の31億7700万円、経常利益は同9.8%増の33億4200万円、当期純利益は14億1200万円だった。

 海外旅行でハワイ、アジア方面が堅調に推移し、北米、オセアニア方面も前年度から回復傾向となった。国内旅行では台風や雪害の影響があったが、沖縄や京阪神が堅調に推移したことが増収増益になった要因として挙げている。

 個人旅行事業は、国内旅行商品「メイト」で人気スマホゲームやテレビアニメとタイアップしたオリジナル旅行プランで差別化を行うほか、ウェブ販売では新たなインターネット販売システム「国内ダイナミックパッケージ」を導入した。売上高は同3.8%増の2284億6800万円で、営業利益は同114.3%増の14億8700万円。

 団体旅行事業は、MICE市場への積極的開拓やスポーツ事業の受注拡大、世界文化遺産の国宝「姫路城」の管理運営業務受託などに注力。売上高は同1.0%減の983億9000万円、営業利益は同4.8%減の8億3300万円。北海道、東北、中国四国、九州の各地域旅行会社の業績を含む「その他」の売上高は同2.4%増の780億5400万円、営業利益は同17.0%減の7億7100万円だった。

 19年3月期の連結業績予想は、売上高は同2.9%増の4170億円、営業利益は同15.0%減の27億円、経常利益は同13.2%減の29億円、当期純利益は同55.7%増の22億円の黒字を見込む。

 丸山隆司社長は「過去10年はパンフレットや新聞などのメディア販売で良かったが、何年かの間にOTAの活躍もあり、ウェブ販売を取り入れる必要性が高まった。遅れてはいるが進める。OTAの市場ではなく、クラブツーリズムのようなテーマ性の高い商品や価格より価値を生かした商品を軸に勝負したい」と述べ、中村哲夫取締役は「ウェブシフトなどITシフトで償却負担が見込まれ、営業利益は減益となる。当期純利益は、事業構造改革の組織再編で一定の税金の削減が見込まれて増益を見込んでいる」と説明した。

 
 
 
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