KNT-CTホールディングス、最終損益は74億円赤字 

  • 2020年5月29日

連結決算  コロナ、台風が影響

 KNT―CTホールディングス(HD)が13日発表した2020年3月期(19年4月1日~20年3月31日)の連結最終損益は、74億4300万円の赤字(前期12億7900万円の黒字)となり、減収減益となった。上期は改元に伴うゴールデンウイーク10連休で好調に推移したが、下期は秋の台風のほか、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、国内、海外、訪日のキャンセルが相次ぐなどして大幅減益となった。

 売上高は、前年比6.4%減の3853億6200万円。営業損益は16億800万円の赤字(同25億3200万円の黒字)、経常損益は14億1500万円の赤字(同28億3400万円の黒字)だった。

 最終損益は、3月24日に発表した通期連結業績予想の修正から改善。徹底した販管費の削減に加え、為替変動に伴う為替差損の減少、固定資産の減損損失が縮小し、24億4600万円を改善した。

 国内旅行は、売上高が同8.7%減の2121億3100万円に。個人旅行では島根県松江市で10年に1度開催される船神事「ホーライエンヤ」を観覧するツアーなど、地域の貴重な催しを掘り起こすツアーや旬のツアーを実施。団体旅行では、MICEの受注拡大に努めたほか、スポーツ団体の合宿や自治体のイベント関連業務の受注を図った。

 海外旅行は、売上高が同7.7%減の1499億4400万円に。アニメのゆかりの地を訪ねるツアーや、シニア女性を対象とする「大人のプチ留学体験ツアー」など、独自性、テーマ性ある旅行を催行した。

 その他事業は、売上高が同35.8%増の232億8600万円だった。訪日旅行では、「G20大阪サミット2019」「ラグビーワールドカップ2019」関係者の宿泊、輸送関係業務を取り扱った。地域交流事業では、国宝「彦根城」や「麒麟がくる 大河ドラマ館」の運営管理業務を受託するなどした。

 また、ウェブ販売では、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムの共同ページを拡充し、両サイトの一体化を進めた。商品面では「OTAがまねのできない着地型の商品造成」に注力した。

 21年3月期は、緊急経済対策として実施する「Go To Travelキャンペーン」に呼応した旅行需要の獲得や、長期的には増加が見込まれる訪日外国人に対するコト消費の拡大、25年の大阪・関西万博を狙った取り組みなどを進める予定。

 21年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大が業績に与える影響を合理的に算出することが困難なことから未定としている。

 
 
 
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