外国人材活用支援事業などを展開しているKD Japan(東京都中央区、グェン・カン・トアン社長)と、グループ会社のKYODAI(ベトナム・ハノイ市)は10月23日、ベトナム国立ダナン観光短期大学と、日本における宿泊業・外食業の就労向け人材教育および人材紹介に関する相互協力プログラムの戦略的連携協定を締結した。
この協定は、講習、専門的技能のトレーニング、日本語教育、奨学金提供なども含みKD JapanとKYODAIが日本語教育や技能試験向け講習を支援する。大学はプログラム参加学生の募集や専門的教育を行い、宿泊業、外食業の特定技能ビザ取得から就労までの支援を目的としている。
日本企業に就職するためのオリエンテーションも実施し、事前に日本での働き方や生活習慣、ルールを伝えるなど学生の円滑な就労までをサポートする。このプログラムは今年の冬から開始し、2020年中に日本に約100人の特定技能のビザ取得と、就労を目指す。
KD Japanは、ベトナム人材に特化した人材紹介会社で、通訳などの高度人材紹介をはじめ、日本の旅館・ホテル向けの特定技能やベトナム大学生のインターンシップ支援事業を展開している。KYODAIは、日本留学に関心を持つベトナムの学生に対し留学支援や、さまざまな分野の教育関連事業を手掛ける。
ベトナム国立ダナン観光短期大学は旅行・観光サービスに関する教育施設の中でも学生数、品質ともトップレベルにある大学と評価されている。全国各地から毎年約千人の学生が入学しており、「在学生徒数が学校の実力を証明している」とKD Japan。
この件についての問い合わせ先は、KD JapanTEL03(6661)7550。
ベトナム国立ダナン観光短期大学のグェン・ズイ・クアン副学長(左)とKD Japanのグェン・カン・トアン代表取締役