JTB旅ホ連栃木支部(船曳冨士男支部長=宿屋伝七、お宿東山閣社長)は5月26日、首都圏のJTB社員ら約100人を招き、栃木の旅館・ホテルへの送客を呼びかけるイベント「夏旅増売!栃木!」を東京湾クルーズ船「シンフォニー号」で開いた。各旅館からは経営者、東京営業所長など32人が参加した。
那須、鬼怒川・川治、日光、湯西川・川俣、塩原の各地区に分かれてステージ上と各ブースから最新観光情報をPRした。 船曳支部長はあいさつで「昨年はJTBから前年対比3%増の58万5400人、同2%増の81億6千万円のご送客をいただいた」と報告。「栃木県は65〜70%が首都圏からのお客さま。皆さまに御礼申しげたい」と謝意を表した。
小針務・栃木県産業労働観光部参事は「08年の栃木県全体の観光客宿泊数は前年対比1・7%減の820万人。3%増を達成したJTBには底力を感じる」と述べた。
同支部によるシンフォニー号のディナークルーズを使った観光説明会は今年で4年目。船上説明会は珍しいが「海上に出ている約2時間30分の間、じっくりと宿や観光スポットのご紹介ができるため、年1度行っている」(金谷譲児・誘致宣伝委員長=鬼怒川金谷ホテル総支配人)。経費的にも都内ホテルでの開催と比べてむしろ安上がりという。JTB社員にも好評で、今年は定員の100人を若干上回る参加希望があった。
船上では、とちぎ和牛、栃木シャモ、栃木あゆ、那須の白美人ねぎ、県産アスパラガス、とちおとめイチゴなど栃木県の食材を使った料理を提供し、食の魅力も伝えた。
最新情報をPRする金谷誘致宣伝委員長(中央)