JTB協定旅館ホテル連盟の中部支部連合会は1月28日、名古屋市立若宮商業高等学校で旅館業の魅力を伝える授業を実施した。若者に旅館を就職先として考えてもらうのが目的で、下呂温泉・水明館の女将、瀧景子さんが講師となり、観光を学んでいる3年生の生徒22人にマナーを教えた。
名古屋市立若宮商業高等学校では業界資格「日本の宿おもてなし検定」を2016年から生徒が受検していることから中部支部連合会が同授業の実施を依頼した。
授業で瀧さんは、社会人としての心構えや食事のマナーなどを説き、実技では襖の開け閉めやおいしいお茶の入れ方といった和室の作法や茶菓接待などを指導した。
水明館では、観光を学ぶ高校生にビジネスマナーなどを教える取り組みとして、愛知県立古知野高等学校のビジネスコース2年生の宿泊研修も15年から受け入れている。