JTB協定旅館ホテル連盟(福田朋英会長)は、来年2月と7月に開く2012年度「経営力強化セミナー」の参加者を募っている。次世代の旅館経営者の育成を目的としたもので、今年12月開催の「マーケティング」に続き、「財務」と「マネジメント」を学ぶ。
同セミナーは、勝ち組と言われる旅館・ホテルを会場にして、参加者が実際に泊まってそのサービスを体験。施設の見学も行い、その館の経営者から直接教えも受ける。3回シリーズ。
来年2月19日に開催の第2回では、旅館再生に取り組む「海栄館」グループの宿で、勝ち残るための経営財務戦略を学ぶ。講師は中部支部連合会会長で、SPA&RESORT海栄RYOKANS社長の渡邉幸一氏と松井洋治事務所代表の松井洋治氏。会場は三重県伊勢市の「伊勢かぐらばリゾート千の杜」を予定。
来年7月2日の第3回では、未曾有の東日本大震災を機に経営手法を大胆に切り替えた岩手県・志戸平温泉の「湯の杜ホテル志戸平」で、経営マネジメントを実践的に学ぶ。講師は東北支部連合会会長で同館社長の久保田浩基氏ほか。
定員は各回30人で、受講料は各回5万円。参加対象は次世代経営者や経営責任者、経営幹部。
第1回セミナーは12月10日に石川県・和倉温泉の「加賀屋」で開く。旅館経営人財育成アカデミー理事長で同館会長の小田禎彦氏とJTB社長の田川博己氏を講師として、経営マーケティング戦略について学ぶ内容。