JTBは12~17日、香川県土庄町、小豆島交通、東大発UrbanTechスタートアップ「scheme verge」、自動運転車両の導入支援などを行う「BOLDLY」と共同で、香川県の小豆島で自動運転バスの走行実証を行う。小豆島の持続的な発展に向け、電気自動運転バスによる小豆島の公共交通の課題解決を目指しての取り組み。
JTBが推進するエリア開発事業「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」の一環。8月1日に開始したIoT搭載の最新式シェアサイクル160台の導入に続く第2弾として実施する。
走行実証に利用するのは、TierⅣ製の15人乗り電気バス「Minibus」。アクセルやハンドルを自動で制御してドライバーをサポートする「レベル2」段階での自動運転を行う。
運転区間は、土庄港高速艇ターミナル(平和の群像前)―エンジェルロード公園(小豆島国際ホテル)で、運賃は無料。10~17時台にほぼ1時間1往復運行する。
JTBは、「島民や観光客からの需要が多いルートで実施し、実際のニーズを把握することで、小豆島における交通課題の解決に貢献する」と話している。
乗車時にアンケートに回答した先着400人に、島内の対象店舗で利用できる「小豆島Horaiクーポン」をプレゼントする。
実際の利用状況やアンケートの回答などから、小豆島での自動運転バスのニーズや課題などを把握し、将来的には、場所や天候、速度などの特定条件の下での完全自動運転となる「レベル4」での実装を目指す。