JTBは4月1日、「瀬戸内・山陰」を対象地域とする国内旅行活性化キャンペーン「日本の旬」をスタートさせた。テーマを「地恵の回廊」と設定し、「地の恵み」として鳥取、島根、岡山、広島、山口の自然、歴史、文化、食などの観光資源をアピールする。「回廊」は海と山とに隔てられた中国5県をつないで巡る、クルーズや二次交通などの取り組みを表した。
個人企画旅行では、豪華客船「にっぽん丸」やクルーズシップ「銀河」、高速船「はやしお」などをチャーターした、瀬戸内の多島美を満喫しながら平清盛ゆかりの地周辺を巡る船旅を用意。通常の営業時間の終了後に岡山城に入場して夜景を楽しんだり、普段は入れない松下村塾で神社本殿を参拝したりする特別企画もそろえた。出雲大社や境港の「水木しげるロード」などの観光に便利なシャトルバスも走らせる。
団体旅行企画では、新たなコースを設定。また、訪日観光客向け旅行サイト「ジャパニカン」や国内旅行サイト「るるぶトラベル」でも、キャンペーンと連動した展開を実施する。
瀬戸内・山陰キャンペーンは9月30日まで。期間中の販売目標は前年度対比10%増の58万3400人としている。