JTB首都圏(東京都品川区、生田亨社長)は5日、トラベルカフェ(東京都豊島区、岩瀬千鶴子社長)と協力し、カフェを併設した旅行店舗を東京・虎ノ門にオープンした。カフェでは2、3カ月ごとに国や地域のテーマを切り替えて、旅の情報を発信する。旅行店舗では連動して方面キャンペーンを展開し、カフェ利用者を旅行へと誘う。
虎ノ門支店を移転してリニューアルオープンした情報発信型の新店舗。これまでの中央官庁やその外郭団体を中心とした旅行需要に加えて、高層マンションの建設により増えてきた富裕層住民の旅行需要も取り込む。
同社がトラベルカフェと組むのは初めて。「それぞれの強みを生かし、すばらしい店舗を作り、お客さまに喜んでもらいたい」と生田社長。
併設する「トラベルカフェ虎ノ門店」では、さまざまな国や地域を取り上げて旅行の情報を発信するほか、その旅先の食をオリジナルメニューで提供する。旅先の魅力を感じてもらう。旅行店舗と行き来できるドアがあり、旅行店舗の利用者に向けて待ち人数を示すディスプレイも設置されている。
国・地域テーマの第1弾はベトナムで、来年1月19日まで開催。5日のオープンセレモニーでは、タレントの上原さくらさんが民族衣装「アオザイ」を着て1日店長となり、PRに務めた。
虎ノ門支店では、期首から新店舗での営業となる13年度に前年度対比20%増の販売を目指す。
テープカットを行う上原さん(中央)と生田社長(右)