京都・大阪・神戸観光推進協議会とJR西日本は3日から3日間、首都圏、関西、中国と九州地区の報道関係者を対象に「三都物語」現地説明会を実施した。「三都物語」は関西の3都市を広域で巡る旅を提案する15年以上続く観光キャンペーン。今回は来年1〜3月の「京の冬の旅デスティネーションキャンペーン(DC)」、4〜6月の「あいたい兵庫DC」が展開されることから、京都と神戸では、DC期間中に実施されるまち歩きや関連イベントを中心に紹介した。
京都では、京の冬の旅の食のイベントとなる「食遊菜都」のほか、「梅の香匂う上七軒で体験する舞妓のお点前」「伏見まちあるきと銘酒づくり体験」「京料理と舞妓の夕べ」などを紹介した。
非公開文化財の特別公開は、嵐山にある宝厳院の新調された襖絵など。
京都DCでは、鉄道を利用し、最寄り駅から歩いて訪ねる京都の旅を提案している。
神戸では、兵庫DC期間に実施される、灘を巡る酒蔵めぐりバスと灘の酒蔵スタンプラリー、ボランティアガイドが案内する神戸北野異人館ガイド、スプラッシュ神戸ツアー(水陸両用船)などを紹介。また、DC期間中、神戸市では夜景観光に力を入れ、夜景ポイントを紹介したパンフレットも作成した。
大阪では、大阪市の中之島を中心に、文化や歴史、レトロ建築物にスポットを当てた旅をアピールした。「大大阪」と呼ばれた時代のレトロビルが残る船場や中ノ島の街並みをボランティアガイドが案内するほか、「恋人の聖地」の認定を受けた国内唯一の360度屋外開放型展望台の「空中庭園」(梅田スカイビル)からの夜景鑑賞などを紹介した。
京料理と舞妓の夕べ