JR東日本グループは、寄附講座「インバウンド観光ビジネス創造論」を慶應義塾大学経済学部に開設する。
○JR東日本グループは、「生活サービス事業成長ビジョン(NEXT10)」のもと、これまでのビジネスに磨きをかけるとともに、事業の変革及び創造を目指しています。
○東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:深澤祐二、以下「JR東日本」)とJR東日本スタートアップ株式会社(代表取締役社長:柴田裕)は、ベンチャー企業と協業し新たなビジネス・サービスを実現する 「JR東日本スタートアッププログラム」のインキュベーションコースにおいて、2017年度優秀賞を受賞した慶應義塾大学経済学部の学生の提案を実現し、寄附講座を開設します。
○寄附講座の開設は、事業構想の具体化を目指すインキュベーションコースでは“初”となる実現施策であり、学生ガイドによるインバウンド観光振興をテーマとして行います。なお、カリキュラムは同じくアクセラレーションコースで優秀賞を受賞した株式会社Huber.(ハバー)(代表取締役CEO:紀陸武史)と連携し展開してまいります。
○JR東日本グループはオープンイノベーションの一環として、事業化に向けた様々な実証実験を行っており、効果検証を踏まえ、ベンチャー企業のアイデアや技術と、グループの経営資源をつなぎ、夢をカタチにしてまいります。
1. 慶應義塾大学における寄附講座の開設 (インキュベーションコース初の実現施策)
慶應義塾大学の学生による提案「訪日旅行客への学生ガイド」を軸に、インバウンド観光の推進を目的とした寄附講座を慶應義塾大学経済学部に開設します。
(1) 実施時期
2018年9月28日~2019年1月下旬(計15回)
(2) 実施講座
科目名:「インバウンド観光ビジネス創造論」
(3) 協業スキーム・内容
・カリキュラムでは、JR東日本の社員を講師として派遣するほか、訪日外国人と日本人ガイドを繋ぐマッチングサービスを提供する株式会社Huber.が一部講義を担当することで、受講生に対しより実践的なインバウンドビジネスを学ぶ機会を提供します。
・本寄附講座では課外授業を取り入れ、受講生が訪日外国人のガイドを実施、訪日外国人のニーズなどのレポートを作成します。これにより、JR東日本は学生のレポートをインバウンドマーケティングに活用することができ、株式会社Huber.はガイドの増加を実現、学生は単位を取得できる仕組みを構築します。
(4) 慶應義塾大学経済学部長 池田幸弘氏からのコメント
このたび、東日本旅客鉄道株式会社様、 JR東日本スタートアップ株式会社様、株式会社Huber.様のご支援、ご協力を得て、表記の寄附講座をスタートさせることになりました。改めて申し述べるまではなく、インバウンドの観光客をどのような形でとりこむかは、日本経済全体にとっても喫緊の課題であります。この課題の研究を両社ならびに関係各位のご協力を経て、教育の場で展開できること、大変楽しみにしております。改めて関係各位に深謝申し上げる次第です。
慶應義塾大学経済学部長 池田幸弘
(5) 協業企業
株式会社Huber.
・所在地:神奈川県鎌倉市小町2-14-7 かまくら春秋スクエア2F
・代表者:紀陸 武史
・設立:2015年4月27日
・資本金:23,951万円
・事業内容:訪日外国人向けのガイドマッチング事業/リサーチ事業/プロモーション事業
・URL:https://huber.co.jp/