
「空飛ぶクルマ」と鉄道駅が連絡するイメージ
JR九州は4日、「空飛ぶクルマ」の機体製造を手掛けるSkyDrive(愛知県豊田市)と連携協定を締結し、九州エリアで「空飛ぶクルマ」を用いた事業可能性の検討を開始すると発表した。次世代モビリティとして期待されている空飛ぶクルマの実用化による誘客促進、地域活性化などの推進を目的に、事業スキームや導入エリアなどについて両社で具体的な検討を推進する。
空飛ぶクルマは、「電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段」として定義されている次世代モビリティ。SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして「日常の移動に空を活用する」ことを目指しており、来年に開催を控えている大阪・関西万博以降、本格的に事業拡大を行うことを目指している。JR九州も同様に、「安全・安心なモビリティサービスを軸に地域の特性を活かしたまちづくりを通じて九州の持続的な発展に貢献する」ことを2030年長期ビジョンで掲げている。
今回の連携により、九州エリアにおける将来的なまちづくりや沿線観光地への誘客を目的に、空飛ぶクルマの導入について詳細な検討を進める。九州エリアの開発、MaaS等へのビジネス領域拡大、地域課題解決といった地域創生への貢献などを行い、先進的で魅力の高いまちづくり開発の可能性を探る。
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