
JR九州はこのほど、九州の観光地をめぐり、地域の人々との交流も楽しめる「クルーズトレイン『ななつ星in 九州』」を来年10月から運行すると発表した。豪華客船の観光旅行を意味するクルーズを、豪華な観光列車で旅する「トレインクルーズ」として商品化する試み。車両のデザインは、九州新幹線やJR九州内の観光列車のデザインなど手掛けた水戸岡鋭治氏。
「ななつ星in 九州」は、九州7県と九州の主な7つの観光素材(自然、食、温泉、歴史文化、パワースポット、人情、列車)を表現。コンセプトは「和」のクルーズ。九州島内をめぐり、食、温泉、自然景観、歴史・文化を体験することにより、日本の美しさや伝統文化を感じる旅、地域の人々と乗客の触れあえるような旅を提供していく。
3泊4日コースと1泊2日コースを週1回ずつ運行する。車両は機関車と客車7両の編成。内容はラウンジカー1両、ダイニングカー1両、客車5両。客室数は14室で定員28人。全室スイートで、うち2室がDXスイート=イラスト=となる。
8月に詳細が発表され、およそ運行1年前となる10月から販売が開始される予定。販売方法は観光、食事と宿泊などがセットになった旅行商品として発売される。JR九州専用窓口と主な旅行会社で販売される。コース内容は半年ごとに変更していく予定。
