ジェイアールバス関東と西日本ジェイアールバスは2日、東京と大阪を結ぶ新たな夜行高速バスを紹介する「『新ドリーム号』発表会」を東京都内で開催した。個室のような座席を備えた新型車両「ドリームルリエ」は3月31日から東京発、大阪発を1日1便運行する。インターネット環境や安全装備も充実している。
ドリーム号は東京―京阪神線を結ぶバスとして、1969年に日本初の夜行高速バスとして登場。2019年の運行50年を前にドリームルリエを発表した。ルリエはフランス語で「結ぶ、縁をつなぐ」という意味で、新ドリーム号が都市、人と人の縁を結び、乗客の夢を結ぶという思いが込められている。
同バスは、全席にパーテンションとカーテンを設置。前方に2列シート「プレシャスクラス」を4席、後方に3列シート「アドバンスクラス」を14席、計18席を用意。プレシャスクラスは、足を伸ばして寝返りもうてる特別シートを採用。アドバンスクラスは、シートのリクライニング機能が高いものを採用している。
座席にはタブレット端末「iPad mini4」などを設置。車内ではフリーWi―Fiが装備されインターネットを自由に使用でき、衝突被害軽減ブレーキシステムなど安全性を高める装備を搭載する。
運賃(普通運賃)はプレシャスクラスが1万4千~1万8千円、アドバンスクラスが1万400~1万2500円。
発表会では、同バスの名前の選考にも参加したドリーム号アンバサダーで、人気アイドルグループ、AKB48のメンバー、京都府出身の横山由依さんが「AKB48の候補生の期間、金曜の夜にドリーム号に乗り、朝東京に着いて、土・日レッスンをして日曜の夜にまた乗って月曜に学校に行く生活を続けていた」とエピソードを語り、「ドリーム号誕生48周年で縁を感じる」と述べた。