鉄道情報システム(JRシステム)はこのほど、開発、販売を行う旅館・ホテル向け送客通知システム「らく通PLUS」で、世界的なホテル予約サイト「ブッキングドットコム」の宿泊予約の取り扱いを開始した。
これまで宿泊施設を限定して試験運用を行ってきたが、円滑な予約業務の取り扱いが確認できたため、夏の旅行シーズン前に本格運用を決めた。
らく通導入の宿泊施設では、海外、国内から簡単に宿泊予約を受けられることから、売り上げ拡大につながるものと見込まれる。全施設でらく通を利用している国内最大手チェーンホテルでは、夏場の海外からの宿泊客の取り込み拡大を目指して、らく通によるブッキングドットコムの利用を順次開始する計画だ。
JRシステムは、らく通とネットエージェントや予約エンジンとの接続拡大を進めている。最近では飛騨高山旅館ホテル協同組合の「ええぜな宿ねっと」とトランスネットの予約エンジン「ルームバンク+プラス」を追加。現在、海外・国内46サイトの利用が可能だ。
らく通は、ネットエージェントからの予約通知の一括管理、客室の在庫管理、プランの満室設定、料金調整などの業務をクリックするだけで操作が行える。このため少人数で効率的な販売管理を目指す宿泊施設での導入が増え、全国約890施設で利用されている。
「宿泊施設からの要望の高いサイトの接続を増やすなど、今後も宿泊施設の効率的な業務遂行に向け機能拡充を実施していく」と同社。
問い合わせ先はJRシステム(TEL042・573・6420)。
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