JRグループは2月24日、4月23日〜7月22日開催の地域活性化策「青森デスティネーションキャンペーン(青森DC)」の概要を発表した。県内の魅力を美しさ、温かさ、おいしさの3点に焦点を当てて県内外にアピール。2次交通の充実も図り、全線開業した東北新幹線や5日に運行開始の新型新幹線「はやぶさ」効果を最大限に活用し、送客拡大につなげる。
県内6地域それぞれの「美」「温」「味」のコンテンツの魅力を掲載した同県観光連盟作成のガイドブックを配布。奥入瀬渓流、不老ふ死温泉など、同県の魅力を伝える5連ポスターも全国のJR主要駅に掲出し、キャンペーンを周知する。
2次交通では、リゾートトレイン「リゾートうみねこ」をデビューさせるほか、観光周遊バス「びゅうばす」を8コース運行したり、定額観光タクシーを41コース設定したりする。「SL津軽号」などのイベント列車の運行も予定する。
このほかハイキングイベントやスタンプラリー、フォトコンテストなども展開する。
同県単独でのDC開催は初めて。大型キャンペーンとしても07年の北東北DC以来であり、観光力強化の契機としたい同県の期待は高い。24日会見した三村申吾青森県知事(写真中央右)は、「DCを契機に多くの人に来県してもらいたい。五感で魅力を感じ、青森ファンになってもらえれば」と期待感を語った。
キャッチフレーズ、ロゴマークの「行くたびあたらしい、青森」は09年11月に、マスコットキャラクターのいくべぇは昨年2月に決定している。