日本政府観光局(JNTO)はこのほど、今年度の「国際会議誘致・開催貢献賞」の受賞会議8件を決めたと発表した。受賞式は12月9日、東京国際フォーラムで開催される「国際ミーティング・エキスポ」で行われる予定。
同賞は昨年度に設けられ、今回で2回目。08年度に誘致が決定、もしくは開催した国際会議で、全国のコンベンションビューロー、コンベンション運営会社などから推薦のあった24件の中から8件を選んだ。
8件の内訳は、国際会議誘致の部が3件、国際会議運営の部が2件、国際会議開催による地域貢献の部が3件。
国際会議誘致の部で受賞した1件は、14年10月に東京で開催予定の「国際法曹協会(IBA)年次総会」。競合国シドニーを退け、東アジア初の開催となることや、海外からの参加者予定者が4500人と国内参加者の4倍以上の参加が見込まれていることなどが評価された。
また、地域貢献の部では昨年7月に長野市で開かれた「国際炭素材料学会議」が受賞。参加国数は30カ国・1地域。6日間の会期中、延べ宿泊人数は2千人を超え「経済効果が大きく、海外参加者の比率も高い」とJNTO。長野市だけでなく須坂市とも連携してイベントを実施、「比較的広域の地域に開催の効果を及ぼした」という。
この2件以外の受賞は次の通り。
【国際会議誘致の部】
第21回「パターン認識国際会議」(12年11月開催、開催都市・つくば市、主催者・国際パターン認識連盟、筑波大)▽第16回「世界作業療法士連盟世界大会」(14年6月開催、同・横浜市、同・世界作業療法士連盟、日本作業療法士協会)
【国際会議運営の部】
第15回「国際栄養士会議」(08年9月開催、同・横浜市、同・ICD2008組織委員会)▽第6回「IUFRO異齢林研究集会静岡大会」(08年10月開催、同・静岡市、同IUFRO異齢林研究集会静岡大会運営委員会)
【国際会議開催による地域貢献の部】
第13回「国際神経芽腫学会」(08年5月開催、同・千葉市、同・国際神経芽腫学会組織委員会)▽第71回「国際隕石学会」(08年7月開催、同・松江市、同・国際隕石学会)