日本政府観光局(JNTO)はこのほど、シンガポール航空と訪日観光の促進に関する覚書を締結した。シンガポールからの訪日に加え、シンガポール航空が就航しているインド、インドネシア、マレーシア、豪州からシンガポールを経由した訪日観光客の増加に連携して取り組む。
JNTOが航空会社と協力に関する覚書を締結するのは初めて。JNTOとシンガポール航空は覚書締結を踏まえて、共同プロモーションなどの予算として合わせて5千万円を投入する。
覚書締結に当たってJNTOの蜷川彰理事は「今回のパートナーシップ構築を最高の機会と捉え、シンガポールのみならず、アジア・オセアニアからシンガポールを経由して日本に訪れる観光客がますます増えることを期待する」と述べた。
シンガポール航空は、シンガポールから東京(成田、羽田)、名古屋、大阪、福岡の4都市へ毎週77便を運航。グループ会社のシルクエアーは広島に週3便、スクートは札幌、東京(成田)、大阪へ週37便を運航している。