
あいさつする藤野会長
全日本シティホテル連盟(JCHA、193ホテル)は9日、2014年度通常総会を東京都千代田区のホテルグランドパレスで開催した。藤野公孝会長は、事業の三本柱として「インバウンド対応」「地域活性化への取り組み」「個々のホテルの経営強化」を打ち出しており、なかでもインバウンド対応に力を入れていく方針を強調した。名称変更前の「ビジネスホテル協会」の発足から40年になる記念大会でもあり、東北復興の応援やインバウンド観光の推進などを誓う大会宣言も採択した。
藤野会長は冒頭のあいさつで、「外国のお客さまにも大いに利用してもらえる、観光立国の受け皿になるホテルを目指したい。特に2020年の東京オリンピック・パラリンピックには大勢のお客さまが来る。大会だけでなく、日本を見てもらう絶好のチャンスだ」と強調した。
14年度事業では、観光立国の趣旨を理解し、外国人の宿泊接遇サービスの改善、向上に努める。三本柱の地域活性化と経営強化については、「小さくてもダイヤモンド」を合言葉に、地域の観光エネルギーを活用し、会員が地域の中できらりと光る存在となるよう事業運営を推進していく。
また、議事で大会宣言が緊急提案され、(1)東北復興を応援しよう(2)インバウンド観光を推進しよう(3)2020東京オリンピック・パラリンピックを成功させよう(4)地域観光交流の促進を図ろう(5)会員拡大をしよう—の取り組み強化が決まった。
役員歴15年以上を対象に役員表彰も実施。表彰者は北海道支部の不川智詞(ホテル於久仁)、関東支部の星野武(ホテルニュースター池袋)、中部支部の清水嗣能(ホテルリバージュアケボノ)、近畿支部の道満隆(ホテルオークス新大阪)、九州支部の坂東篤(宮崎第一ホテル)の5氏。
役員補選として、九州支部長を降りて理事を退任する坂東氏に代わり、九州支部長の松尾英明氏(ニューうらかみホテル)を理事に選んだ。
総会後には、「アベノミクスの生みの親」とも言われる山本幸三衆院議員の講演「アベノミクスと今後の展望」を催した。
懇親会には、多忙な全国旅行業協会(ANTA)の二階俊博会長(衆院議員)も駆けつけ、「20年の東京オリンピックが決まった。JCHAの働きも大変重要になってくる」と訪日旅行客の受け入れ宿泊施設として期待した。ほか来賓では、観光庁の久保成人長官や日本政府観光局(JNTO)の松山良一理事長もあいさつを行った。

あいさつする藤野会長