
全日本シティホテル連盟(JCHA、清水信夫会長)は22、23の両日、「ホテル経営者セミナー」を東京都港区の味覚糖UHA館東京で実施した。北海道から九州までの会員ホテルから約50人が参加。メーンテーマである「ホテル再生 経営体質の強化」についての基調講演のほか、客室販売やIT活用などの対策を討論する分科会を通して、混沌とした時代を生き残る道を探った。
冒頭、清水会長=写真=は「グローバル化時代のなかで、我々ホテルもグローバル化していく必要がある。宿泊特化型からツーリストホテルへ変革をせざる大改革をする時代に入ってきた。今日、まずはそのための基本を勉強してほしい」とあいさつ。
基調講演は、企画財務コンサルタントの松井洋治氏が講師。松井氏は、不況に左右されない食品、薬品、化粧品の“3品”業種への営業をアドバイス。また、数値管理は原価、人件費、水道光熱費、修繕費の4費目で行うべきだなどと経営体質の強化策を提示した。
分科会では、値下げの消耗戦となりつつある客室販売の競争、集客力が高まってきたインターネット販売、など5つのテーマに関して参加者相互で意見を交わしながら学びを深めた。
