
日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB)は9月13日、産業部会の主催で「MICEセミナー~大阪・関西万博特別セッション~」を東京都新宿区の日本政府観光局(JNTO)の会議室で開いた=写真。7カ月後に大阪・関西万博開催を控え、万博関連のプロジェクトに携わる2氏が講師として登壇。海外プロモーション活動の現状や、MICE関連の動きなどを共有し、万博を好機としたMICEのビジネスヒントを探った。
■ビジネスの場創出
第1部は、2025年日本国際博覧会協会の広報・プロモーション局上席審議役兼海外コミュニケーション部の吉村佐知子部長が、万博の開催概要やパビリオンの出展状況、海外プロモーション活動について説明した。吉村部長は、万博は単なる観光イベントではなく”ビジネスの場”であることを強調。「参加国は万博をどうビジネスにつなげるか、終わった後のことを考えている。観光はもちろん、中小企業などビジネスのきっかけになれば」と伝え、約1週間ごとに地球的課題をテーマに設定し、解決策を話し合う「対話プログラム」と、行動のための「ビジネス交流」を行うテーマウイークを紹介した。
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