日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)は1日、東京都内のホテルで、東日本大震災の復興支援を目的に来日した中国からの訪問団を歓迎する夕食会を開いた。邵●偉(●=王へんに其)・国家旅遊局長をはじめとする観光行政幹部や旅行会社の幹部ら約100人を招き、友好を深めた。
JATAの金井耿会長は、中国からの震災に対するさまざまな支援に感謝するとともに、「皆さまの訪日が復興に取り組む私たちの力になる。一部の地域を除けば、日本が元気であることを中国で広く発信してほしい」と訪日観光の回復に期待を込めた。
ANTAの二階俊博会長も「日本の観光は必ず立ち直る。日中の観光交流は双方向であり、来年の日中国交正常化40周年などでは中国に観光団を送り出したい」と述べたほか、夕食会の料理に東北の食材を選りすぐったことを説明し、風評の払しょくに理解を求めた。
夕食会のメニューには、東北産の野菜を使ったバーニャカウダをはじめ、岩手県の豚、宮城県のコメ、福島県の鶏などを使った料理が並んだ。
訪問団トップの中国の邵局長は「中国と日本は手を携えて東アジアの観光交流を推し進めなければならない。韓国を含めた3カ国の連携が世界の観光交流のモデルになるようにしたい」とあいさつ。中国旅遊協会の劉志江秘書長も「日中が協力すれば観光交流はすぐに回復する。日中関係は揺るがない」と強調した。
都内で開かれた夕食会