日本旅行業協会(JATA)はこのほど、1日から募集を開始している「令和6年度第1回 旅行サービス手配業務取扱管理者初回研修」の修了テストでコンピューターを使った試験方式であるCBT(Computer Based Testing)を初導入すると発表した。研修の講義も動画配信によるオンライン化を実施し、受験者の利便性向上と資格のさらなる取得促進を図る。
2018年1月の改正旅行業法の施行以降、旅行サービス手配業を行う際は各都道府県から登録を受けることが義務付けられている。各都道府県で行う旅行サービス手配業の登録には、営業所ごとに旅行業取扱管理者または旅行サービス手配業取扱管理者の選任が必要となっており、JATAでは資格取得を推進している。
この旅行サービス手配取扱管理者の資格を取得するための、講義から修了テストまでを含んだ初回研修について、これまでの集合形式から実施方法を変更する。講義はオンデマンド型の動画配信でオンライン化を行うほか、修了テストについてはCBT形式を採用。一定の期間中、指定の試験会場でコンピューターを使用する受験方式に変更することで、受験者の都合に合わせた受験が可能になる。
今年度の受講・修了テストの申し込みは26日まで受け付け中。オンライン研修動画は5月1日から19日まで配信する。修了テストは5月21日朝10時から6月9日まで予約を受け付け、5月24日から6月16日まで実施する。