日本旅行業協会(JATA)は4日、インバウンドに関する有益な情報や人脈を得てもらうため「JATAインバウンドセミナー」を東京都庁で開催した=写真。参加者は観光庁、東京都、関東運輸局、JATA会員旅行会社から約百人。
東京都産業局観光部シティセールス担当課長の佐藤祐樹氏が「東京都観光産業振興実行プラン」について解説。東京都では東京2020大会に向けて三つの重点テーマ(1)世界一のおもてなし都市・東京の実現(2)世界の旅行者を楽しませる旅行体験の創出(3)旅行地としての世界的な認知度の向上―を掲げていることを明かし、それぞれの具体的な施策の概要を語った。
続いて、関東運輸局観光部国際観光課長の飯塚正芳氏が「関東地域におけるインバウンドの現状とこれからの展開について」と題して説明。今年度事業では「欧米豪市場を対象とすること。アジア市場を対象とした事業については、拡大するリピーター層のさらなる取り込みや、多様化する個人旅行ニーズや未訪日層の対応強化を図ること」などと語った。