日本旅行業協会(JATA)は、4月1日から「平日に泊まろう!」キャンペーンを開始する。平日に泊まるムーブメントを醸成することで、旅行総需要の拡大、オーバーツーリズム解消、旅の満足度向上を目指す。
土日や連休への需要の集中、特定地域での訪問客の著しい増加や時期の集中による観光地の混雑など、持続可能な観光の実現に向けて障壁となる課題が顕在化。この課題解決の一助として、会員各社と協力して平日への需要の平準化による混雑緩和と満足度向上、また、旅行総需要の拡大を目指したキャンペーンを実施する。国を挙げての休暇取得促進や自治体での「ラーケーション」や休み方改革などと連動した休暇取得促進のムーブメントも醸成していく。
キャンペーンは、JATA会員旅行会社で1人1万円以上の平日宿泊を含む旅行を購入した人を対象に抽選で次回の旅行に使えるクーポンをプレゼントするもの。応募期間は第1期が4月1日~6月30日、第2期が7月1日~9月30日、第3期が10月1日~12月31日、第4期が2025年1月1日~3月31日。各期40人に3万円もしくは1万円の旅行クーポン券が当たる。
これまでのJATAの国内旅行キャンペーンはどちらかというと商品の提供が主になっていたという。「そうではなく、会員旅行会社が一体になって共通の目標に対して進めていけるキャンペーンとして、平日に泊まろう!キャンペーンを実施することになった」とJATA国内旅行推進部。