ジャルツアーズとジャルパックは6日、来年4月1日に統合することを決めた。JALグループの事業再生に伴う、事業規模縮減の一環。合併後の社名はジャルパックで、旅行商品のブランド名は、知名度の高さから国内、海外旅行商品ともに「ジャルパック」に統一する
旅行商品事業を統合することで、経営基盤の強化や効率化に加え、国内、海外という分野にとらわれない新しい商品展開、販売手法の確立を図る。
存続会社は、国内旅行を専門に取り扱うジャルツアーズ。来年開催予定の両社の臨時株主総会で承認の上、合併し、来年4月1日付けで商号をジャルパックに変更する。
資本金はジャルツアーズが8千万円、ジャルパックが9億円。「資本金などの理由から、存続会社をジャルツアーズとした」(ジャルパック広報)。
昨年度の両社の旅行取扱額は、観光庁が5月に発表した速報値によると、ジャルツアーズが1227億2555万円、ジャルパックが671億8246万円。
両社の合併を見据え、今年6月末からジャルパックの大西誠社長がジャルツアーズの社長を兼務。11月にはジャルパックの本社が、ジャルツアーズが入居するJAL本社のビルに移転した。