
記念碑を除幕する比良社長(左から2番目)、コヴィンド大統領(同3番目)ら
インド大統領迎え式典
つま恋リゾート彩の郷(静岡県掛川市)を運営するホテルマネージメントインターナショナル(HMI、比良竜虎社長)は10月23日、同リゾートに2025年開業する「日印文化センター」の建立記念式典を開いた。即位礼正殿の儀で来日していたインドのシュリ・ラーム・ナート・コヴィンド大統領が出席。インド出身の比良HMI社長らとともに記念碑を除幕した。
つま恋は各種スポーツや音楽施設、温泉施設、ホテルを備えた総合リゾート。HMIがヤマハから施設を継承し、2017年から運営している。
建設する日印文化センターは、つま恋全体の約7分の1に当たる19万平方メートルの敷地にインド様式の寺院や博物館、ヨガや瞑想(めいそう)を体験できる施設、オーガニックレストランを設置する。「インドの歴史や文化を身近に体験できる施設」「やすらぎと健康増進の取り組みを推進できる施設」を目指す。完成予定は2025年11月23日。
式典でHMIの比良社長は「人々の心身の健康を促進するお手伝いをし、国の医療費削減にもつなげたい。日本を訪れるインドの人たちの心のよりどころとして、インドからの訪日観光客増にも貢献したい」とあいさつ。
インドのコヴィンド大統領と地元静岡県の川勝平太知事、掛川市の松井三郎市長らも日本とインドの交流の懸け橋となる同施設に期待するあいさつを述べた。