H.I.S.と三重県、食の海外展開に係る戦略的連携協定を締結

  • 2019年11月8日

 H.I.S.と三重県は10月31日、食の海外展開に係る戦略的連携協定を締結した。

 株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区 代表取締役会長兼社長:澤田 秀雄 以下、H.I.S.)は、三重県と、農林水産業や食関連等産業の自律的・持続的な発展、並びに地域の活性化を目的とした「食の海外展開に係る戦略的連携協定」を10月31日(木)に締結いたしました。
食の海外展開に係る戦略的連携協定締結の目的
H.I.S.と三重県が、相互に連携を強化し、三重県産をはじめ日本産農林水産物・加工食品を世界の食市場に売り込んでいく取組を進めること等により、農林水産業や食関連等産業の自律的・持続的な発展、並びに地域活性化の実現に寄与することを目的とします。

食の海外展開に係る戦略的連携協定締結の背景
H.I.S.と三重県は、昨年度それぞれ農林水産省が実施するフードバリューチェーン・トータル実証事業※1(https://www.his-j.com/corp/example/overseas02.html)を実施し、特にH.I.S.はアゼルバイジャンに物流、商流のハブとなる拠点を設定した輸出増加・拡大に向けた事業を実施致しました。またH.I.S.は、独立行政法人日本貿易振興機構の支援も得て、今年度も本支援事業を活用し、取組を発展させ、シンガポールにおける販売イベントの実施等にも取り組んでおります。

食の海外展開に係る戦略的連携協定に基づく主な内容
本協定に基づき、H.I.S.及び三重県は、今後連携して下記の内容に取り組んでまいります。
①グローバル市場における戦略商材の市場開拓
②戦略商材の販売強化につながるよう、訪日外国人旅行者が観光資源とともに産地を認知・体験できるツアーの実施

③戦略商材の輸出販売増につながるよう、商材ごとの個性に応じた販売強化
④戦略商材のブランド向上

三重県及びH.I.S.は、今回の戦略商材として、「お茶」と「みかん」を設定いたしました。「お茶」に関しては、抹茶チョコレートの原料としての輸出、現地加工、第三国への転送、現地でのリパックによる販売、日本国内加工事業者による輸出向け加工商材の開発を実施いたします。 

具体的には、アゼルバイジャンのシリン社(http://shirin.az/en/)では5種類の100%日本産抹茶チョコレートをアゼルバイジャンにて製造し、ロシアを含むCIS・欧州さらに中東地域への転送販売することが決まっております。ハーバフローラ社(https://www.herba-flora.com/en/)からは伊勢のお茶をリパックした日本茶の商品が発売されることとなりました。
また、(株)もりもと(https://www.haskapp.co.jp/) とも抹茶商品に関し、協業の準備をしております。
そのほか、H.I.S.が取り扱う海外販売でのお茶製品のブランド力向上のために、日本の太陽と三重県の海をイメージしたロゴマークを策定致しました。

「みかん」に関しては、「みかんの木グローバルオーナー制度」の実施を計画しております。海外の個人あるいは法人向けにグローバルオーナーを公募し、収穫されたみかんやその加工品を堪能していただけるオーナー制度となっており、この制度の趣旨は、以下の通りです。
①オーナー制度によってある程度の収穫数に対し売上保証をすることで、みかん農園を支援する
②みかんやその加工品を海外の方たちに楽しんでもらい、みかんのグローバルブランディングに結び付ける
③この仕組みを社会的にも意義のある制度として循環させる
みかんの加工商品は、エアーウォーターグループの(株)見方(https://mikata.co.jp/)が担当し、現在みかんをベースにした新商品を開発中です。また、社会貢献としては、NPO法人「子供地球基金」(https://www.kidsearthfund.jp/)にご協力をいただき、同法人が扱う子供たちの力強い絵を日本製茶商品及びみかんの木グローバルオーナーに届けられるみかんの加工商品パッケージへの採用することが決定されています。

H.I.S.が目指す「商社事業」
H.I.S.は、2030年までに1,360兆円規模(出典:農林水産省 主要34か国の飲食料市場規模)にまで成長すると試算されている世界の食関連市場に注目をしております。“旅行”と“食”は密接な関係があり、H.I.S.が展開する世界69か国164都市264拠点(10月31日時点)の海外店舗網が、本件関連分野における独自のネットワークを確立しており、H.I.S.の海外現地法人を通じて海外協業先を数多く有しているということが、H.I.S.の強みであると考えております。

H.I.S.の海外店舗ネットワークを活用し、日本の産地・生産者をグローバルにつなげ、世界市場を戦略的に開拓するために、H.I.S.でマーケティング、営業及び市場開拓、販売までを一気通貫でできる組織を作り上げ、まさに商社のような機能を有していくことを目指しております。さらに、産地・生産者、輸入業者、流通業者、卸売業者、小売業者と連携しながら、戦略的に世界市場への輸出販売を目指すことで、三重県産品、ひいては日本全体の農林水産物・加工品の輸出促進と産地の競争力強化に繋げていきたいと考えております。

世界の中で市場を開拓できる戦略商材は、日本の各地域に存在しております。これらの商材を海外展開させるために地域の生産者の方々に寄り添い、H.I.S.の海外店舗ネットワークに乗せて、まだ日本の商材が十分に届いていない国にお届けすること。その上で輸出高増加をもって世界における日本産品のプレゼンスを高め、さらに日本の生産者様がより多くのものを作っていく活力を与えられるような循環を生み出せる商社としての事業を目指してまいります。

※1)フードバリューチェーン・トータル実証事業とは
農林水産物の生産から製造・加工、流通、消費に至る各段階の付加価値を高めながら繋ぎあわせ、食を基軸とする付加価値の連鎖をつくること。
本実証事業では、日本産農林水産物・食品の輸出を拡大する上で、ボトルネックとなっている構造的な課題を解決し、新たな物流と商流のフードバリューチェーンを形成するための実証的取り組みが実施されています。

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