
クチコミ旅行情報サイト「フォートラベル」の運営などを行うフォートラベル(東京都新宿区、野田臣吾社長)が同社サイトユーザーを対象に行った調査で、20代、30代の半数以上が何らかの形でゴールデンウイーク(GW)期間中に旅行に出かけたことが明らかとなった。一方50代以上の半数以上は自宅中心で過ごしていた。同社ユーザーを対象とした調査ながら、「旅行に出たがらない若者」との声に反する結果となった。
調査期間は今年4月30日〜5月11日。同社サイトのトラベラー会員からの回答3246件をもとに分析した。 GW期間中の過ごし方は「自宅中心で過ごす」が全体の41.1%で最も多く、以下「国内旅行(宿泊を伴う)」が16.8%、「日帰り旅行」が11.9%で続いた。
世代別に、「旅行に出かけた人」(「海外旅行」「国内旅行(宿泊を伴う)」「帰省」「日帰り旅行」に行った人の合計)を見ると、「20代」が53.7%で最も多く、以下「30代」が52.7%、「40代」が48.1%。「50代」「60代以上」ではさらに減少しており、年代が上がるにつれ旅行に出ない傾向が見てとれる結果となった。
「自宅中心で過ごす」人の割合は、60代以上が62.6%と最も高く、以下年代が下がるにつれ占める割合は減少している。
宿泊旅行に限った割合では、20代が29.4%、30代が31.7%、40代が30.5%で、3つの年代間に大きな開きはなかった。
国内旅行については、旅行日数の平均は3.3日、費用平均は1人4万5千円だった。このうち宿泊費は平均2万4千円、交通費は約2万1千円。
利用した交通手段は、「車・レンタカー」が62.3%で1位。以下、「飛行機」が22.6%、「電車(新幹線以外)」が22.2%。車利用者の内訳は、「車のみ」が49.8%、「他交通機関との併用」が12.5%だった。
