政府のGo Toトラベル事業の利用実績は、割引での商品販売が始まった7月27日から8月27日までの1カ月間で、少なくとも約556万人泊に達した。主な登録事業者へのヒアリングに基づいた速報値として、赤羽一嘉国土交通相が9月1日の会見で明らかにした。8月末までの正式な利用実績は、観光庁が集計して発表する予定。
赤羽国交相は「足元は堅調にきている」と指摘。夏の旅行動向については8月25日の会見で、お盆期間の新幹線や航空機の利用状況が低調だったことから、「遠距離の移動を伴う旅行よりも、マイカーなどによる近場の旅行、宿泊が中心であったと考えられる」。一部の旅行会社のヒアリングでは「近距離の旅行を中心に堅調」との指摘があったと紹介した。