GoTo停止響く 全国企業景気DI、旅館が再び1桁台

  • 2021年2月15日

 帝国データバンクはこのほど、全国の企業対象の景気動向調査の1月分を公表した。同月の景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は、旅館・ホテルが前月比8.5ポイント減の3.4と、5カ月ぶりに1桁台に落ち込んだ。Go Toトラベル事業の一時停止、緊急事態宣言の発出で、「個人向けサービスの業種を中心に景況感が下押しされた」と同社。

 ただ今後について、ワクチン接種の開始による経済活動の正常化に向けた動き、新しい生活様式に対する需要の拡大などで、「一時的な後退はみられるものの、春ごろを底として緩やかに上向いていくとみられる」と見通しを述べている。

 全業種合計のDIは前月比1.1ポイント減の33.9と、2カ月連続で悪化した。

 9の業界別では、旅館・ホテルを含めたサービスが1.8ポイント減の33.9と、2カ月連続で悪化。15業種のうち、旅館・ホテル、娯楽サービスなど11業種が悪化。電気通信、人材派遣・紹介など4業種が好転した。

 運輸・倉庫は1.5ポイント減の30.0と、2カ月連続で悪化。「旅行代理店、旅客自動車運送などの観光関連の業種は厳しい状況が継続している」(同社)。

 9の業界中、好転は金融のみ。10の地域別では、9カ月ぶりに全地域で悪化した。

 景況感に関する企業の主な声は次の通り。

 「緊急事態宣言によるキャンセルが多く、休館を余儀なくされた」(現在、悪い、旅館)。

 「『移動』を制限されているので、『移動に伴うサービス』を行っている旅行業界は打つ手が見いだせない。オンライン旅行の利益が出ない」(現在、悪い、一般旅行)。

 「新型コロナウイルス第3波の影響がすさまじい。Go Toキャンペーンの中止と緊急事態宣言の発出で需要が吹き飛んでいる」(現在、悪い、酪農)。

 「飲食業者への営業時間短縮要請が長引き、受注見込みが立たない」(現在、悪い、酒類卸売)。

 「お土産店や、百貨店、ホテル、外食向けの売り上げは大きく下がっている一方、食品スーパーやテークアウト向けの売り上げは上がっている」(現在、どちらでもない、施設野菜作農業)。

 「外出自粛で中食、内食需要があり、食品スーパーには追い風」(現在、良い、各種食料品小売)。

 「ワクチンの効果が出て旅行需要が戻るまでに、1年程度はかかると見込む」(先行き、悪い、旅行業代理)。

 「飲食業の事業環境が、以前の状態に戻るとは考えにくい」(先行き、悪い、酒類卸売)。

 「新型コロナウイルスの影響がどの程度続くか見通しがたたない。収束するにしても、巣ごもり需要が高まるにしても、良い面と悪い面が想定される」(先行き、悪い、港湾運送)。

 「自粛が解除されれば、反動が出ると見込んでいる」(先行き、良い、一般貸切旅客自動車運送)。

 「WebシステムDX案件は受注の拡大が見込める。大手電機メーカーでのAI開発が今年以降本格化する」(先行き、良い、ソフト受託開発)。

 「新型コロナウイルスで、クリーン洗浄の必要性が高まっている」(先行き、良い、普通洗濯)。

 
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